金属には様々な種類があり、それぞれに魅力があります。 真鍮は金具としてたびたび利用されており、様々な場面で見かけると思います。 この記事では、真鍮という素材を使ったアイテムや真鍮の魅力についてお伝えいたします。
真鍮という素材について
真鍮とは、亜鉛と銅を混合させた合金です。別名を黄銅と言います。色は、黄色に少し赤みがあるのが特徴です。 真鍮の使用例は、五円玉や金管楽器、仏具などです。意外にも身の回りにあるのだなと、感じた方が多いのではないでしょうか。
真鍮の歴史は、紀元前1000年頃から使用されていたと言われています。西洋では、古代ローマの通貨として使用されており、長く愛されてきました。日本では、奈良時代に真鍮製品が輸入されていたことが確認されましたが、日本での生産時期は謎に包まれている部分が多いです。
真鍮の魅力とはなにか
真鍮の魅力は以下の通りです。 ・深い色合いをしている ・使い込んでいくうちに味が出ていく ・手入れを行うことで輝きを取り戻す ・流行り廃りがない素材 真鍮は色に独自の深みがあり、相手に対して上品な印象を与えることができます。
また、使用回数を重ねることで経年変化を楽しむことができます。 真鍮は手入れを行うことで輝きを取り戻すので、経年変化を楽しむことができる革製品との相性が良いです。
様々な魅力がある真鍮。上品で味のある風合いをしているので、真鍮製の金具を装飾品として利用することで真鍮の魅力を存分に発揮できます。
真鍮製の金具の代表、ナスカンとは？
ここでは、日常の中で多く使用されている真鍮製の金具を紹介します。 真鍮製の金具で有名なのはナスカン、フックなどです。先ほど、ナスカンという言葉でてきて「ナスカンって何？」と疑問を抱いた方も多いのではないでしょうか。
ナスカンとは上部がフックになっており、下部が回転カンになっている金具です。主にキーホルダーの留め具やバッグのひもの接続箇所に使用されています。 現在はステンレス製のナスカンが多く出回っていますが、真鍮製のナスカンは独特の艶感と雰囲気があります。
真鍮製のフックで上品な印象に
家の壁に何かものを掛ける際、フックが必要になります。家の装飾を上品な印象に仕上げたい方には真鍮製のフックはおすすめです。フックまでこだわるのことは細かいですが、インテリアはこだわってこそ楽しいので愛着の湧くインテリアにしてみてはいかがでしょうか。
真鍮を取り入れて小物や家具にアクセントを入れよう
先ほど紹介したナスカンやフック以外にも、小物や家具に真鍮は使われています。真鍮をアクセントとして取り入れるだけで印象がガラッと変えることができます。
真鍮を家具に取り入れる
真鍮金具を取り入れた家具の代表的なものは、鏡やライトです。鏡やライトは家の中でも目立つ場所にあるので、お家の装飾を上品な印象にしてくれます。
真鍮を鞄に取り入れる
女性の方で、鞄が好きな方が多いのではないのでしょうか。鞄選びで重要視することは、デザイン以外に上品さが重要です。真鍮は、上品さが魅力でありますから鞄の金具にはピッタリな素材です。
真鍮をベルトのバックルに取り入れる。
実は、ベルトのバックルにも真鍮が使用されています。ベルト選びにおいて、金具部分の風合いやデザインは重要です。そのためベルトのバックルを真鍮製のものにすると、真鍮の魅力を存分に発揮することができます。 また革製のベルトであれば、真鍮と共に経年変化を楽しめるためおすすめです。
レザークラフトで真鍮を取り入れる
大人の趣味の一つとして注目されているのがレザークラフトです。レザークラフトは、自分好みの革製の小物が作れます。また作った小物を使用することができるので「作る」以外に「使う」楽しみも味わうことができます。作る際に、真鍮を取り入れても見栄えが良くなりますし、革製品であるため真鍮と共に革の経年変化を楽しむことができます。
真鍮のアイテムをさびさせないポイントとは。
真鍮は水にとても弱い素材です。そのため、水に濡れてしまうとさびやすくなってしまいます。雨が降っている場合は注意する必要があります。 もし濡れてしまったらタオルなどでしっかりと拭いてあげましょう。
真鍮の金具を使用しているおすすめのアイテムをご紹介
経年劣化を楽しめる革製品と真鍮の金具は、とても相性がよくクラシカルで上品な雰囲気を醸し出します。革だけでなく真鍮の風合いも楽しめる革製品は、より愛着が湧いてしまいます。そんな相性抜群の2つの素材を使用して作られたおすすめのアイテムをご紹介します。
まとめ
いかがでしょうか。 今回は真鍮製の金具の魅力や用途についてご紹介しました。 真鍮の魅力は上品さと経年変化です。魅力を理解した上で、真鍮が取り入れられた商品を使ってみてはどうでしょうか。家のインテリアやファッションが楽しくなると思います。 本記事が真鍮という素材の魅力を知っていただく際のきっかけになれば幸いです。
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