アウティスタ × レーシングドライバー松井孝允選手 スペシャルインタビュー

AUTISTA × レーシングドライバー松井孝允選手のスペシャルインタビュー

レーシングドライバー
松井 孝允
Takamitsu Matsui

華々しく見えるレースの世界、沢山の選手達が切磋琢磨し天才的な走りを披露する舞台は多くの人々を魅了する。

レーシングドライバー松井孝允。
日本一を狙える素質があるとされながら、1度この世界を去り、カムバックした男。

2016年スーパーGT300クラスのチャンピオン獲得、その後ニュルブルクリンク24時間レースの常連となり走り続ける彼は驚くほど礼儀正しく謙虚な姿勢を持つ。それは酸いも甘いも味わってきた人間だけが見せる、上質な大人の片鱗なのかもしれない。
今回、そんな彼に使ってもらったのが自動車にインスパイアされ、マシン素材を巧みに使ったビジュアルが特徴的なアウティスタのパルテンツァシリーズの財布各種。
現役レーシングドライバーである松井選手の言葉を聞きたいと思う。

おとなしい子どもがみた夢

僕はどちらかというと、超インドア派でおとなしい子どもでした。学校でも特に目立つようなこともなく、遊びといえばゲーム。友達と家でゲームばかりしていました。
レーサーになりたいと思ったのは12歳の時。家族に連れられてレースを見に行ったのがキッカケです。リアルに意識したのはその時だけど…、実はこの前ちょっと部屋を片付けていた時に幼少期の頃の品が出てきて。そこには『将来の夢はタクシードライバー』と書いてあったんです。僕は小さな時から、何かしら運転に関わりたいと思っていたみたいですね。

若い時からカートをやっていまして、コツコツと貯めたお金で中古のカートを買ってレースに出てたのですが、18歳の時に、レースにいた協議長がトヨタの主催する選手育成プログラム(FTRS)に僕を推薦してくれて。そこが大きなターニングポイントだったと思います。親元を離れてレースをするようになり、本格的にレースの世界に足を踏み入れた。『プロレーサーを目指す』ということが現実的に動き始めた感じでした。
月刊少年マガジンに連載されていた『capeta』というレース漫画があるんですけど…読んだことありますか?まさにその育成ストーリーのような感じです。

松井孝允の走る道

僕は1度サラリーマンを経験しています。23歳〜25歳くらいまでトラックドライバーをしていました。プロレーサーになることを諦めて普通の生活をしていたんです。
でもある日、トヨタ自動車がたまたまドライバーを探していて、知り合いが僕を推薦したらしいんです。その縁でまたレースの世界に復帰することができました。こうして考えると、僕は本当に人に恵まれていると感じます。FTRSに推薦してもらえたことや、復帰のこと。そして監督である武士さん(土屋武士氏)と出会えたことも。

『レースの世界とはいえ、ここは一般社会とはかけ離れている。一般社会に出ても迷惑をかけないようにしなさい』というのは武士さんの教えです。僕、普段はポンコツなので、胸に刻んでいます(笑)レースに関しても、武士さんは厳しいというよりも必要なところで的確なアドバイスをくれる人ですね。
あと、ゴルフが趣味なのでゴルフの話をすることもありますよ。実は僕も最近ゴルフにすごくハマりました。上手くいった時はもちろん良いのですが、上手くいかなくても笑える。ゴルフはそんな所が良いのかもしれない。
僕は何事も楽しむようにしています。楽しむことが大事ですね。
精神年齢が低いのかも…(笑)

レースの世界

レースは車を使った格闘技だと思います。マシンを使ってはいますが、人間味があるというか…そういう部分にお客さんも高揚しますし、僕自身も1番魅入られている部分ですね。人間同士の熱い戦いが最も魅力的。
怖いかと聞かれれば、怖いです。怪我をする事故をしたこともありましたし、雨が降った日は怖い中アクセルを踏んで行かなきゃならない。でも、レース場に行くと忘れるというか…。毎回毎回まっさらな気持ちで始めるようにしています。結果が良くなかったとしても、ヤケになったり不機嫌になったりとかはしないですね。それよりも改善点を考え始めます。勝ったとしてもそれは通過点で、一喜一憂すると言うよりは 僕にとっては次かも。次が大事。

『勝つ事』と『良い走りをする事』中々難しいところではありますが、僕自身は良い走りをする方に重きを置いています。もちろん、結果を出さなければいけない時は勝つ方向にシフトする事もありますが、今チームが何を求めているかを考えた時に、良い走りをしてチームのために走る方が大事。勝つ事を優先してしまうと、色んなものを犠牲にしなければならないんです。例えば、タイヤを使ってしまったり、その事によってズルズル順位が下がってしまったら勝つ事にも繋がらない。だったら良い走りをして、自分が任されている仕事に対して100%良い仕事をする。
良い走りをすればチームのためにもなるし、皆んなのためにもなる…という所まで考えて走ります。スーパーGTでは1度もチームを変わったことがないし、変えたくないという思いが強いです。

車は僕1人では走れません。チームがあって初めて走れます。笑ったりすることも悔しい思いをするときも、全員が分かち合ってやってきています。そういう意味で、チームは家族だと強く感じますし、僕を支えてくれる大事な人たちです。

レーサーの車の操作って、激しいのを想像される方が多いそうですが、僕は、車の操作は意外とゆっくりです。水の入ったコップの淵をゆっくり回すイメージで運転しているんです。だから隣に乗ったことのある人は皆、驚くんですよ。

 

白い86

自分はかなりめんどくさがりなので、壊れなくて永く乗れる車がいいなと思っていて。外車とかだと、メンテナンスが大変だから…。でも、人生で初めて新車を買ったんです。それがここ最近で1番大きな買い物かな?
買ったのは、トヨタ自動車から新しく出るGR86です。実は開発の段階から色々携わっていまして、見ているうちに段々欲しいなって思うようになってきて購入に至りました。新しい86はエンジンがすごく大きくなっています。今までの86は2Lですが次は2.4Lになっています。ハンドルの重さや反力がすごく馴染みやすくて、運転していて苦にならない感じが良いです。

色ですか?
色は白にしました。おとなしく白。
装備はまだ何もつけていないですけど、いずれは色々とカスタマイズしようと思っています。

AUTISTAの魅力

コンパクトとシンプルが自分の中でのテーマです。
あまり色々持ち歩きたくなくて、1つにまとめたいタイプなんです。形で言うとスクエアな物が多いですね。このアウティスタのお財布は素材が面白いと思いました。車のハンドルと同じ素材ということで、違和感なく手に馴染む感触が良いです。滑らないし、グリップしすぎない感じが丁度いいですね。
お財布も良かったのですが、実は僕の中では小銭入れが大ヒットしています(笑)
お財布の中に小銭が増えていくと、どんどんパンパンにふくらんでしまってコンパクトに持てなくなってしまう。そんな時に小銭入れの方へ入れるようにする…という使い方でとても重宝していますね。

[奥から]

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AUTISTAの第2弾シリーズは、日本語で「道」を意味する“Strada”
車のステアリング用として開発された耐久性に優れたハイブリッドレザーを表面に使用。ウレタンエンボス加工の特殊レザーは過酷な条件下でその真価を発揮します。また内装にはソフトタイプのスプリットレザーを使用しているため撥水性があり傷がつきにくい仕様となっています。
一本のカラーアイコンが目を引くストラーダ発売開始です!

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