ポーター ストームの歴史を解剖 The History of PORTER STORM【後編】

ポーターストームの歴史

PORTER STORMの歴史を大公開!

2009年12月にデビューしたポーター ストームは吉田カバンとサックスバーが共同開発したプレミアムなシリーズ。10年以上の歴史を築いているPORTER STORMの人気の秘密と歴史を解剖していく「The History of PORTER STORM」の後編です。

型の変遷とこだわり

型も時代に合わせて変遷してきている。モバイルポーチは発表当初の携帯電話の収納を想定していたが、昨今スマートフォンの大型化に伴いサイズを変更。また、時代とともにタブレット収納ケースを追加。タブレットの出し入れをしやすくするため、横型ショルダーバッグの背面側ファスナーポケットをメイン収納部に直接アクセスできる仕様に変更も行っている。

小物には全てPORTERの刻印入りのリングを付属。デザイン性だけでなく海外での使用も想定した防犯対策も兼ねている。

2015 Limited Color SILKY BLUE

続いて登場したのは、SILKY BLUE。シルキーな艶と滑らかで深いネイビー×ブラウンは力を入れすぎない品のある大人な好印象に仕上がっている。カジュアルでもビジネスシーンでも使用しやすく、ライフスタイルに合わせて使い分けられるラインナップは前年同様20型。

2016 Limited Color WHITE SOLE

2016年のカラーはオリーブ×ホワイトという実に新鮮な配色。ホワイトソールのスニーカーが持つヌケ感から着想されたこの配色により、重くなりがちなミリタリーライクなオリーブカラーが中和され、洗練された軽快な装いとなった。当時旬だったグレーコーデの仕上げにも最適のアイテムとして雑誌でも称賛されていた。

2017 Limited Color SUMIKURO

2017年の“スミクロ”は限りなく黒に近いシックなグレー。ありそうでなかったこの配色は、艶のある生地も相まってベタな黒よりも視覚的に軽快感があり、見る角度で艶っぽく見えたりグッと男っぽく見えたりと、表情を楽しめる絶妙なバランス。男のベーシックカラーを突き詰めてきたPORTER STORMの真骨頂とも言える。

PORTER STORMが
10年以上支持される理由

毎年限定カラーを発表しているという事に加え、時代に合わせてデザインや使い勝手も少しずつアップデートしてきている事。そして何よりMADE IN JAPANの吉田カバンの職人の高い技術力がある事。時代の変化を取り入れる柔軟さと変わらない技術力、この二つの芯がPORTER STORMの支持へと繋がっているのだろう。

2018 Limited Color HERITAGE BROWN

ポーター ストームが誕生して10年目の2018年モデルは大人の品格漂うヘリテージブラウン。何度も試作を重ねたという色味はモダンで都会的、風格のあるブラウンとなっている。底部に使用している素材に繊細なエンボス加工を施した他、ポーター ストームのアイコンともいえるバックルを淡いゴールドにするなど、高級感のある雰囲気に。この節目の年に新しい横型トートや、スマートフォンやキーケースも収納できるオールインワンの財布スマートクラッチなど数々の新型が加わり、定番ブラックのラインナップもリニューアルしている。

New Basic Color SILKY BLUE

1年あいだを空けて堂々登場したのはブラックに代わる定番カラーのSILKY BLUE。2015年に発表したSILKY BLUEのリバイバルカラーだ。ここで大きく変わったラインナップはデイパック。2018年のヘリテージブラウンまで長く続いたアウトドアテイストのバックパックは、男性だけでなく女性にも使いやすいデイリーユースのデイパックへと変化を遂げた。お店からの声を取り入れ開発されたこのアイテムは現在人気商品となっている。まさに時代のニーズに沿ったリニューアルと言えるだろう。その他IDケースが加わったり、ショルダーバッグなどにも持ち手を付けたりなど細部にもこだわった展開を見せている。

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