PLUG SDGs プロジェクト
廃棄エアバッグとファッション
近年、人々のエコやサステナブルへの意識はさらに高まってきています。とりわけ、ファッション業界では古くなったもの、不要になったものを捨てずに、新しいアイデアを加えることで別のモノに生まれ変わらせる「アップサイクル」に注目が集まっております。今回、PLUG(プラグ)では自動車の解体工程で廃棄されてしまう「エアバッグ」を”次世代のリサイクル素材”として着目し、トートバッグとして製作しました。
日本では年間約270万台の車が廃棄されている反面、エアバッグは安全性を懸念した法律により、新たな車両へのリサイクルは禁止されており、焼却処分されています。その現状を踏まえ、エアバッグの持つ軽さと耐久性の高さという特性と工業製品特有の粗野な雰囲気と相まって非常にファッション性の高い利用価値を見出しました。
日本国内における車両廃棄台数のうち、事故等でエアバッグが作動した台数の割合は5%未満だとされています。”作動しなかった真新しいエアバッグ”は廃車解体時に破棄されているのです。その現状に着目し、リサイクルされた本アイテム。解体場で廃車に衝撃を与え、人の手によって素材となるエアバッグが取り出されます。
エアバッグは車種によって形が異なるため、生産者によって一つ一つ余分が切り取られ、その後裁断機で裁断が行われます。切り取られ方がそれぞれ異なるため、素材の持つ風合いが微妙に異なり、染色の段階でも違いが現れるため、オンリーワンの仕上がりになっています。カラーはホワイト、ブラック、カーキ、ホワイト×カーキ、ブラック×カーキの5色で展開されています。
ファッション性の高い製品を生み出し続けているPLUG。今回はアクセントとしてキャンプシーンなどで活躍するパラコードを採用。編み上げることで太くしっかりとした手紐になり、肩への負担も軽減され、耐久性にも強い仕上がりとなっています。
PLUG商品の売上の一部は、「すべての人が、すべての場所で、清潔な水と衛生を当たり前に利用できる世界」を目指し活動をする、国際NGOウォーターエイドジャパンへ寄付させて頂きます。